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アードベッグ、蒸溜所初のNFTウイスキー「FON FHÒID(フー・ノージ)」を発売

アードベッグ、蒸溜所初のNFTウイスキー「FON FHÒID(フー・ノージ)」を発売

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アードベッグは、ブロックバー(Blockbar.com)と提携し、「アードベッグ・フー・ノージ(Ardbeg Fon Fhòid:ゲール語で “under the sod”)」を発表しました。

ボトル456本(アルコール度数45.5%)を、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)として提供します。
4月19日から入手可能で、価格は1ETH(現時点で日本円で、約40万円の価値に相当)。

一般向けに販売されているウイスキーとは異なる性質のもので、BlockBar.comでのみ購入可能です。

オーツカ
ボトラーズや販売店だけでなく、大物蒸溜所がNFTに参戦です。ついに「資産」としての側面を蒸溜所側も認めたということですね。

フー・ノージができるまで

数年前、当時のアードベッグ蒸溜所マネージャー、ミッキー・ヘッズ氏の協力のもと、ほぼ完成していた2つのexバーボン樽をピートの中に埋めました。

その目的は、低酸素で水分の多い湿地帯の貯蔵場所が、アードベッグの熟成にどのような影響を与えるかを調べること。
2年10ヶ月に及ぶ地中での熟成は、史上初の試みであると思われます。

その結果として、456本の極めて希少でユニークな、NFTアードベッグウイスキーボトルが誕生しました。

アードベッグ蒸溜所・マスターディスティラーのビル・ラムスデン博士はこう語っています。

「今回は特別なアードベッグをご提供できると思います。

土っぽさ、ピート香、スモーキーさを兼ね備えた、素晴らしい香りのボトルです!」

ブロックバー(BlockBar.com)について

今回のアードベッグ フー・ノージを取り扱うブロックバーは、NFT取引ができるプラットフォームを提供しており、様々な蒸溜酒をデジタル資産として取り扱っています。

購入者は、ボトルのデジタル版をNFTとして受け取ることができます。

その後、保存したり、取引をしたり、実際のウイスキーボトルと交換することが可能です。

関係者からのコメント

アードベッグ蒸溜所オーナー、ザ・グレンモーレンジィ・カンパニー社長兼CEOトーマス・モラドプール氏は

「世界で最も人気のあるウイスキーのひとつアードベッグを、初めてNFT化して発売できることを大変嬉しく思っています。
ウイスキーメーカーは、常に様々な試みを行い、その限界を押し広げています。
今回のチャレンジでは、誰もがアードベッグの歴史の一片を所有できるチャンスでもあります。」

と語ります。

 

ブロックバーCEO兼共同創業者ドブ・ファリック氏は

「アードベッグ蒸溜所とのコラボレーションにより、初のアードベッグNFTを発売することができ、大変嬉しく思っています。
新旧のウイスキーファンの皆様が、この機会に私たちのコミュニティに参加してくださることを願っています。
我が社は、NFT所有者の準備が整うまで、このボトルを完璧な状態で保管しておきます。」

とコメント。

 

オーツカ
ウイスキーボトルへの投資はこれまで一部の飲み手からかなり批判されてきましたが、本場の英国蒸溜所アードベッグが「投資商品」として認めてしまったことで、どんな変化が起こるか注視したいです。

アードベッグ フー・ノージのテイスティングノート

ペール・ストロー(淡い麦わら色)

香り

強く、蝋のようで塩辛く、少し変わった、はっきりとした苔のような香りがします。その後に続くのは、糖蜜やサトウキビのような香り。背景には、湿度の高いウイスキーの倉庫に入った時のような土の香りがあります。

水を一滴加えると、アスパラガスやアーティチョークのようなハーブっぽい香りが広がり、おろし立てのワックスドジャケット(主に英国で流通するワックスドコットンを使用して作られたジャケット)を連想させる油っぽい香りと、独特の石鹸の香りもやってきます。

味わい

ややドライな味わいの後に、グリルしたアーティチョーク、挽いた胡椒、ライ麦パンのような香ばしい香りが広がります。アードベッグの伝統的なスモーキーさは控えめで、タールに浸したフェンネルのような香りがします。

余韻

力強く、やや辛口で、ベーコンのような塩味が際立つ。




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