グレンアラヒー・ディスティラーズ・カンパニーが、同社の主力となる2つの新商品を発表しました。
新ボトルは
「グレンアラヒー8年 シングルモルト・スコッチウイスキー(The GlenAllachie 8-year-old Single Malt Scotch Whisky)」
と
「ホワイトヘザー15年 ブレンデッド・スコッチウイスキー(White Heather 15-year-old Blended Scotch Whisky)」
です。
この新商品は、卓越した木材管理とブレンディング技術で知られ、今年スコッチウイスキー業界で50周年を迎える重鎮、ビリー・ウォーカー氏が手掛けたもの。
まず「グレンアラヒー8年(英国小売価格£42.50)」は、ウォーカー氏が特別に選んだ、ペドロヒメネスとオロロソシェリー樽、バージンオーク樽、赤ワイン樽で熟成させています。
ブランドの特徴的なヘザー・ハニー風味に加え、ステムジンジャー(生姜のシロップ漬け)、ミントチョコレート、噛み応えのあるレーズンを感じる豊かな香りが特徴で、2022年のIWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)では92点を獲得しています。
一方「ホワイトヘザー15年(英国小売価格£59.99)」は、スペイサイド、アイラ、北ハイランドのピーテッドとアンピーテッドのモルトに、厳選されたグレーンウイスキーを加えたプレミアム・ブレンデッド・スコッチ。
ホワイトヘザー・ブランドは、スコッチウイスキー業界の原点に立ち返り、世界市場をリードする商品を開発することを目的としています。
シェリー樽とアメリカンオーク樽で熟成させた後、ウォーカー氏が巧みにブレンドを行い、ペドロヒメネスとオロロソシェリー樽、そしてアメリカンヴァージンオーク樽でさらに3年熟成させています。
47%という高いモルト含有量を誇り、2022年のIWSCで95点を獲得。専門家である審査員から「傑出した作品」と評価され、金賞を受賞しました。
2つの新作は、自然な色合い、ノンチルフィルタード、46%という高いアルコール度数が特徴で、ウイスキーが持つ最大限の風味を楽しめます。
最後に、ウォーカー氏のコメントを紹介します。
「当初から、高品質なウイスキーを、適正かつ求めやすい価格で発売することが私の目標でした。
目標達成に向け、手間や費用のかかる木材管理を行うことはとても大変なことでしたが、『グレンアラヒー8年』は、一切の妥協や手抜きなしで、私の求める理想に応えてくれたと信じています。
また、『ホワイトヘザー15年』の製造は、私が本当に情熱を注いだプロジェクトのひとつです。
このプロジェクトは、私がこの業界に足を踏み入れたばかりの頃を思い出させてくれました。
意図した風味を実現するために、スコットランド中からウイスキーをかき集め、選び、ブレンドしました。
プレミアムブレンドカテゴリーへの関心は高まっていると思うので、我々は『ホワイトヘザー』でその最前線に立ちたいと強く願っています。」
アラヒーはうまく樽を使って短熟でも売れるような戦略をしっかり作ってますね。
ホワイトヘザーは玄人受けしそうな気がする。この価格帯のブレンデッドって最近めちゃめちゃ優秀になっていますからね。