アイルランドのプレミアムウイスキーブランド『イーガンズ』が4月1日、日本全国での販売を開始しました。
イーガンズのウイスキーはイントレピッド・スピリッツ・ジャパン株式会社によって、応援購入サービス『makuake』にて先行販売をスタート。
2月14日〜3月14日の間に目標金額の900%を超える5,600,000円を売り上げて大成功させ、熱気のままに一般販売が始まりました。
今回の『makuake』での目玉商品になったのはアイルランドでも入手が困難な新作『Counviction』。
イーガンズは2020年にもクラウドファンディング『CAMPFIRE』に登場し、大好評でプロジェクトを成功させています。日本でのアイリッシュウイスキーへの期待感が伺えますね。
『イーガンズ』はアイルランド中部のタラモアで1852年に創業された老舗のウイスキーブランド。
かつてはジェムソンなど他社のボトリングやブレンドを手がけたほどの大手メーカーで、アイルランドの高級ウイスキーの代名詞として愛されていました。1968年に製造を停止してからは『幻のアイリッシュウイスキー』とも呼ばれています。
2013年に6代目のジョナサン・イーガンによって再始動してからは
- ウイスキーバイブル(格付けガイド)
- ウイスキー・オブ・ザ・ワールド
- インターナショナル・スピリッツ大会
- サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション
といった品評会などで高く評価され、多くの賞を獲得しています。
世界から注目されるイーガンズの魅力は、アイリッシュウイスキーの伝統的な製法と新しいアイデアの融合。
麦芽の乾燥にピート(炭化の度合いが軽い石炭)を使わないアイリッシュウイスキー独特の製法で、スコッチのようなスモーキーさがないマイルドな味わいがイーガンズの特徴です。
その一方で『アイリッシュウイスキーの伝統に囚われない革新的はウイスキー造り』のモットーのとおり、ウイスキーの熟成にはほとんど使われないXOコニャックやペドロヒメネスの古樽で後熟。深みのある香りと味わいを追求しています。
世界5大ウイスキーに名を連ねながらも、これまでマイナーな存在であったアイリッシュウイスキー。
閉鎖されていた蒸溜所の復活や独立系蒸溜所のオープンがこの十数年の間に相次ぎ、5大ウイスキーの中でも際立った成長を見せています。
最近ではバスカーなども話題になりました。
製造停止するまで世界のシェアの多くを占めていた、イーガンズ黄金期の再来は来るのでしょうか。