グレンギリー蒸溜所の改修が完了し、2年ぶりに一般公開されるとのニュースがはいってきました。
改修の一番の目玉は、なんといってもフロアモルティングの復活と直火蒸溜への回帰でしょう。
今でもほんの一握りの蒸溜所しか行っていない伝統的な製法で、品質と複雑性の向上に期待が高まります。
トラディショナルなものに回帰するだけでなく、最新技術も導入し、蒸溜所の二酸化炭素排出量を約15%削減することに成功しました。
グレンギリーの大規模なリニューアルからは、225年という最古の歴史を誇る蒸溜所を現代に蘇らせることで、脈々と続いてきた手造りのシングルモルトの価値をより高めていこうという意気込みが感じられます。
蒸溜所マネージャーはこう語ります。
「リニューアル後に一般公開することがこのプロジェクトのゴールです。
改修の過程を知れる楽しいプログラムもありますし、樽から直接ボトリングされたバーボンシングルカスク1991年の販売もあります。
伝統に回帰しつつ、サステイナブルな未来へ進むという現代の価値観にぴったりとマッチしたここをぜひとも見に来て下さい。
我々の新たなる歴史の幕開けを見届けて、その味わいを分かち合いましょう。」
グレンギリーファンにはたまらない魅力が満載のニュー蒸溜所となりました。
コロナが収束したら訪問してみたーい。
写真クレジット:Robert Perry/PA Wire
出典:https://www.thespiritsbusiness.com/2022/03/glen-garioch-reopens-after-6m-beam-suntory-investment/