ウイスキー市場の動向をチェックしている人なら、ここ数ヶ月のオークションの動きについてはもうご存じだと思いますが、やばいです。
全体的に価格上昇傾向にはあるのですが、中でも特にスプリングバンクの価格が急激に伸びています。
ウイスキースタッツの調べによると、オークション全体で1月から2月の一か月で約3%の上昇を確認しています。
山崎やブローラなどの人気商品は8%の上昇、グレンドロナックとボウモアは5%の上昇ですが、中でも飛び抜けていたのはスプリングバンクの18%アップで、現在も上がり続けています。
出典:https://www.whiskystats.net/
例にあげると、スプリングバンク・ラムウッド15年はこれまでオークション価格100ユーロでしたが、昨年は250ユーロまで上がり、今ではなんと500ユーロを超える値段で取引されています。
同様に、スプリングバンク・14年・バーボンウッドは昨年250ユーロでしたが、今や800ユーロと約3倍の価格にまで膨れ上がっています。
さらに、スプリングバンク・ローカルバーレー16年に至っては、現在2000〜2800ユーロというかなりの高値がついています。定価で買えた人はラッキーでしたね。
さらに別な例も。
ずっと200ユーロを行ったり来たりしていたマッカラン・クラシックカット2017は1200ユーロで取引されています。
出典:https://www.whiskystats.net/
2017は初期リリースっすね。近年系マッカランでは非常に優秀で、過去の10年カスクストレングスを彷彿とさせる面を持っていたなぁ。
グレングラッサも価格伸び率がえげつなく市場2位につけています。
グラッサは過去の長熟ボトルが人気ですよね。1972とか。
庶民の生活は楽になりませんが、ウイスキーだけはどんどん値上がるんですよね。
やはり投資マネーか。。。