ウイスキー響も品薄で定価が上昇中
昨今ジャパニーズウイスキーはシングルモルトだけでなくブレンデッドウイスキーも原酒不足が深刻で品薄となり定価上昇が続いています。
その最たるものが響。
もともとの定価の何倍もの価格となって取引されている響ですが、今後原酒が足りてきた場合にも価格は戻るのかはわからないと言われています。
知り合いのバーテンダーさんや酒販店に聞いても「一度上がってしまった定価はメーカー的に戻すメリットがない」という見方が多いようですね。
原酒の供給後に出てくるニューリリースの価格は落ち着くかもしれませんが17年や21年、30年といったエイジドは高騰したままとなることが予想されます。
さて今回は「響が好きなんだけど、似たような味の銘柄ってないですか?」、「響のあとに飲んで好みの違いがハッキリ分かるようなウイスキーありますか?」という疑問にお答えして『響の次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』を紹介していきます。
ゲストには洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長を迎えております。
反響する至極のハーモニー。響の概要
響(ひびき)はサントリーホールディングスから販売されている国産最高峰に位置付けられているブレンデッドウイスキーです。
サントリースピリッツの創業90周年を記念して販売されたボトルが「響17年」。
それには創業者、鳥井が目指した「日本人の感性で、世界で愛されるウイスキーをつくる」という思いが込められています。
「響」の商品名は「人と自然と響きあう」というサントリー社の企業理念と、クラシックの作曲者ブラームスの作品「交響曲第1番 第4楽章」のイメージが込められたダブルネーミングでつけられました。
響の『次』に飲むウイスキー/似た味の傾向or比較銘柄
では、響と似た傾向を持っているウイスキーや比較してみたい異なるタイプのウイスキーとはどのような銘柄なのでしょう。
洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長におすすめしていただきました。
おすすめ銘柄①:ザ・ニッカ テーラード
青りんごのフルーティさと、まろやかで力強いモルト香。開栓当初はカフェグレーンをやや強めに感じます。
ストレートよりも水を数滴垂らしたトワイスアップのほうが香りが開きます。甘やかでスイートですが、開栓後しばらく経つと、うっすらと余市のピート、酒質の重厚さがを把握できるようになって面白い。
Tailoredの下には「Tailor-designed to perfection”(完璧にカスタマイズされたデザイン)」と書かれており、2015年度のグッドデザイン賞に輝いたボトルを強調しています。
おすすめ銘柄②:ロイヤルロッホナガー 12年
酸味と甘みのバランスが心地よく、サラリとしたスムースな飲み口で非常に取っつきやすいシングルモルトです。
かつシングルモルトとしてはお値段も比較的お手ごろなので、みなさんにお試ししてもらいやすいかと思います。
ちなみに、このロッホナガーにヴィクトリア女王は極上のボルドーワインを垂らして飲んだとか飲まないとか…。
おすすめ銘柄③:グレンキンチー 12年
一般的にローランド地方のモルトは軽めのものがほとんどですが、このグレンキンチーも例に漏れずライトでデリケートな味わいが特徴です。
フレッシュでフローラルな芳香で軽やかな味わいなので昼下がりや夕食前から飲めちゃうくらい飲みやすいモルトです。
ニッカ12年は終売が決定してしまい、ノンエイジになりましたね。
甘い熟成香やモルトのふっくらとしたコクややわらかさは響好きに合っているかもしれません。
ロッホナガーは甘味のあとのスパイシーな酸や、ちょっとお香のような余韻はジャパニーズウイスキーに共通している点だと思います。
グレンキンチーは上品で繊細。
飲み口が軽く完成度の高さが伺えるウイスキーですね。
他にも似た傾向を持つ16の銘柄を特集しています!以下のリンクからご確認ください。
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