定価が上がり品薄となっている白州
ジャパニーズウイスキーの有名どころはどれも定価が上がってしまっていますね。
こちらの白州も山崎同様品薄状態となり、定価が爆上がりしてプレミア化しています。
ノンエイジはようやく出回るようになってきたものの、エイジドものはもともとの定価の何倍もの価格となっています。
今後原酒の供給が足りてきても元の価格に戻るかは怪しいところ。
「メーカー的に上がってしまった定価は戻さないのではないか」という意見が酒販店さんやバーテンダーさんにも多いようです。
外国人の購買層も増えてきましたし、12年や18年、25年といった熟成年数明記の商品は高騰したままかもしれません。
さて今回は「白州が好きなんだけど、似たような味の銘柄ってないですか?」、「白州のあとに飲んで好みの違いがハッキリ分かるようなウイスキーありますか?」という疑問にお答えして『白州の次に飲むべきおすすめウイスキー銘柄』を紹介していきます。
ゲストには洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長を迎えております。
白州の『次』に飲むウイスキー/似た味の傾向or比較銘柄
では、白州と似た傾向を持っているウイスキーや比較してみたい異なるタイプのウイスキーとはどのような銘柄なのでしょう。
洋酒専門店『リカーマウンテン銀座777』の新美店長におすすめしていただきました。
おすすめ銘柄①:シングルモルト 余市
日本ウイスキーの父と呼ばれ、山崎蒸溜所の初代所長も務めていた竹鶴政孝が夢への出発点として選んだのが、このニッカの余市蒸溜所です。
華やかでみずみずしい味わいの宮城峡と違い、こちらは力強く重厚な味わいです。
ほのかなスモーキーさとみずみずしい味わいの「白州」とは決して同じ味わいではではありませんが、こちらも是非試していただきたい日本のシングルモルトです。
おすすめ銘柄②:クライヌリッシュ 14年
ただし、現行のクライヌリッシュは1967年に同じ敷地に建てられたものであり、旧蒸溜所は「ブローラ」と改名され1983年まで稼動していました。
ブローラの閉鎖後、このクライヌリッシュだけが残っていますが、昨年10月にはブローラの再稼動も発表され、ウイスキーファンが少しざわついたのは記憶に新しいところです。
さて、このクライヌリシュですが、香りは甘くフローラルな芳香でありつつも味わいは比較的軽く、フィニッシュに向かうにつれてドライさが感じられるといった個性的な味わいです。
個性的ですが、とても魅力的な味わいですので是非試してみて頂きたい1本です。
おすすめ銘柄③:ハイランドパーク 12年
このモルトはオークニー独特のヘザーハニーの香り高いピートとシェリー樽がもたらす、穏やかな“スモーキー&ハニー”が特徴です。
ここで使用しているピート(泥炭)は、アイラ島のコケやシダ、海藻が堆積して出来たものとは少し異なります。
というのも、北緯約59度という北海道と比較しても高い緯度からもわかるように、オークニー諸島は寒冷地で強風が吹き荒れる土地柄なので高い木が育たず、ここではヘザーなどが主に堆積したピートとなり、これが独特のフローラルさと甘さをもたらします。
甘さとほのかなスモーキーさのバランスがとてもよく、いつ飲んでも楽しめる1本です。
是非、お試し下さい。
白州の中にある森やハーブのイメージをまとった爽快なピーティーさはハイランドパークのやや植物感のあるヘザーのアロマと共通しているところがあるかもしれませんね。
口キレの良さはクライヌリッシュでしょうか。
余市は味の方向性がハッキリしているので、白州と合わせて飲むことでご自分の好みの理解が進みそうですね!
他にも似た傾向を持つ16の銘柄を特集しています!以下のリンクからご確認ください。
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